「おうち」「しごと」も大事にしたいというのは、働く女性にとっての永遠のテーマではないでしょうか。
女性の人生にとって「結婚」「出産」「育児」「介護」など、おうちイベントは大変重大な問題です。
家族全体のイベントではあるものの、女性が引き受けている責任の割合がとても大きいものであるケースが多く、実際にこれらのおうちイベント、特に出産・育児を機になんと60%以上の女性が休職・退職しています。
しかし一方、社会全体での人手不足という問題も浮上しているため、政府主導の成長戦略の中核として「女性の職場復帰や再就職の支援を行なう」といったメッセージが発信されるなど、働く意欲の高い女性に働き続けてもらいたいという社会のムードも高まっているようです。

20〜40代 3000人の働く女性にアンケートを実施 “働くママ”にお話しうかがいました

Q1. どんなお仕事で働いていますか?
  • オフィスワーク
  • 医療・介護・福祉
  • 販売
  • 飲食
  • 軽作業
  • 教育
  • データ入力
  • 建築・土木工事
  • 営業
  • クリエイティブ
  • 清掃・警備
  • 配送・引越し
  • アミューズメント
  • アパレル
  • その他
みなさん幅広い業種で働いていらっしゃるようです。個別の回答では、「ヨガインストラクター」や「ピアノの先生」などの特技・技術を生かした業種や、「検針」「集金」「宅配」などシフトで働ける仕事、「SOHO」「自営業」などがあがりました。
Q2. どうして仕事を続けようと思いましたか?
  • 家計の補助
  • 自分の自由になるお金が欲しい
  • 社会とのつながり
  • 仕事が好き
  • 家事以外に自分のスキルを活かしたい
  • 育児から離れる時間が欲しい
  • その他
やはり1番は金銭面の理由があげられました! しかし、お金の問題だけでなく、社会に出ていたい・仕事をしたいと多くの方が考えているようです。
また、調査を行なったところ、採用する側も、強く「働きたい!」という希望を持っている方を採用したいと考えているようです。
Q3. 仕事復帰のハードルとなった問題はありましたか?
  • 時短勤務など職場環境
  • 自分のやる気
  • 保育園などの就業準備
  • 前職からのブランク
  • 家族の協力が得られない
  • なし
  • その他
環境など条件面をあげた方が多く見られました。しかし意外にも自分自身の問題として、4人に1人が「やる気」をあげました。他にもスキル不足や「資格をとっておけば良かった!」という声も寄せられています。
ほかに特徴的な傾向として、お子さんがまだ小さい20・30代のママたちが、保育園などの働く体制の確保に苦労しているようでした。
働くママに優しい社会へ

 2014年4月19日に安倍総理から「成長戦略スピーチ」として新たな提言がなされ、その中核をなす戦略として「女性の活躍」があげられています。

 具体的な対策としては、「法律で原則1年間認められている育児休暇を、経済団体に呼びかけて3年に延ばすことを推進し、助成金を出す」「子育て後に再就職する場合、インターンシップやトライアル雇用制度で支援」「起業には資金援助する」など、ケースに合わせた支援を行なっていくというものです。

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お助け制度も拡大中!  今回のアンケートで見えてきたのは、非常に幅広い業界で“働くママ”たちが活躍中だということでした。女性の職場復帰困難が社会全体の問題としてとらえられ始めていて、多くの企業で再就職やインターン、時短勤務の制度が取り入れられつつあるため、“働くママ”たちの活躍の場がどんどん広がっているようです。
どうなる?  しかし、まだまだ2.5万人の待機児童の問題や、就職先の不足、周囲の理解の不足などさまざまな問題があり、残念ながら万全の体制とは言えません。これから制度を利用して企業の中で先輩ママたちが活躍をしていくことでこれらの問題も少しずつ解決していくのではないでしょうか。 再就職を希望した時にたくさんの選択肢を得られるように
クリエイトは“働くママ”を応援していきます!
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<調査概要>

調査名:新生活!パート・アルバイトに関する調査
調査地域:関東(東京・神奈川・千葉・埼玉・茨城・栃木・群馬)
調査対象:弊社提携リサーチ会社保有のアンケート会員
サンプル数:3240件
調査方法:インターネット調査
実施期間:2014年1月31日(金)~2月6日(木)