スーパーのバイトとは？業務内容や魅力、適正と求人の特徴を紹介！

スーパーはバイトやパートが回しているといってよいほど、正社員が少なく、非正規社員が多い職場です。
そのため、バイトであっても重要戦力になったり、重要業務を任されたりします。
スーパーバイトの仕事には、レジ業務、品出し業務、総菜づくりなどがあります。
スーパーには、全国展開している大手のほかに地元資本の店があります。
大手スーパーは業務がマニュアル化されていて役割分担が明確です。
地元資本スーパーはアットホームな職場が魅力でしょう。

スーパーバイトの仕事について紹介します。
部門別に業務内容をみていきましょう。

【惣菜部門】
惣菜は今やスーパーの目玉商品になっています。
品質が高い料理やコスパがよいつまみは客への訴求力が高く、どのスーパーも力を入れています。
スーパーの惣菜がおいしいのは店内の調理場でつくり、完成したらすぐに販売するからです。
調理経験があったり、料理に関心が高かったりするとバイトでも総菜づくりを任せてもらえます。
スーパーの惣菜は安さとおいしさの両方を追求しなければなりません。
そのため、よい食材を使って、大量に惣菜をつくります。
惣菜部門に配属されたバイトは、大量に調理する料理スキルが身につきます。
スーパーの惣菜といえば揚げ物、煮物、焼き物が中心ですが、寿司やイタリアン、フレンチといった高級料理をつくるところもあります。
またスーパーのなかには、バイトやパートがレシピを提案できるところもあります。
自分が考案したレシピが採用され、実際に調理されて売り場に並んだら、大きなやりがいになるでしょう。

【鮮魚・水産部門】
鮮魚・水産部門では、魚介類を仕入れ、下処理をして店頭に並べる仕事をします。
生の魚介類は取り扱いが難しく下処理には高いスキルが必要で、さらに衛生面に細心の注意を払わなければならないため、原則、正社員が担当しています。
しかし、サブ的業務や清掃担当としてバイトが鮮魚担当になる場合もあります。
また、バイトであっても、例えば日本料理店の厨房で働いた経験があるなど包丁さばきの技術があれば下処理の仕事を任されることがあります。

【青果部門】
青果部門が取り扱うのは野菜や果物などで、ほとんどのスーパーは入り口に並べます。
青果には大きい、大量、重いなどの特徴があるので、ここでの仕事は体力勝負になるでしょう。
キャベツがぎっしり詰まった段ボールを何個も運ぶ場合もあります。
また、果物のなかには傷みやすいものがあるので丁寧な仕事が求められます。

【精肉部門】
精肉部門は牛肉、豚肉、鶏肉などの肉類を仕入れて下処理をして店頭に並べる仕事をします。
生の肉を取り扱うので、魚介類と同レベルの厳格な衛生管理が求められます。
また、精肉の下処理ではミートスライサーを使います。
これは高速回転する刃がついているので操作には注意が必要です。

【レジ部門】
レジ業務は、客が購入した商品をレジ処理する仕事です。
最近はスーパーにも、客が自身で操作するセルフレジが普及してきましたが、それでも店が混雑してくると店員がレジの前に立って、次々と押し寄せる客を効率よくさばいていかなければなりません。
また、レジ担当者は、バイトであっても接客をしなければなりません。
スーパーの客の多くは、店の人と言葉を交わさず買い物を終えます。
客は自分で商品を買い物かごに入れ、レジで精算するだけだからです。
レジ担当者は値段を読みあげたり、「ありがとうございます」と言ったりしますが、「客とのコミュニケーション」と呼べるほどの会話はしません。
それでも客は店員のことをよくみています。
レジ担当者の対応1つで、「あのスーパーは店員が明るくて気持ちがいい」「店員が不愛想で雰囲気が悪い」などと思われます。
客と接する機会が少ないからこそ、接客が重要になるわけです。

【品出し部門】
品出し業務は、バックヤード(倉庫)に置いてある商品を店内の棚に並べる仕事です。
この作業は客の買い物の障害になるため、基本は営業前に終わらせたり、客が少ないときに行ったりします。
しかし、それでも売れ筋商品はすぐに棚からなくなってしまうため、営業中でも品出しが必要になる可能性があります。
その際は、お客様の邪魔にならないよう素早い作業が必要です。
品出し業務は、縁の下の力持ちで、客からはみえない仕事です。
スーパーは、商品の種類が多いほど、1個1個の商品の数が多いほど客から支持されます。
また、広いバックヤードを確保して商品を大量に仕入れられると、購入単価を下げられ、客にさらに安く提供できます。
そして、商品の種類と量が増えるほど、品出しの仕事は大変になります。
そこで活躍するのがバイトです。
バックヤードの段ボールの山を取り崩し、そのなかの商品を店頭に並べます。
力だけでなく、どこに何があり、どの商品棚に何を陳列するのかも暗記しておかなければなりません。

スーパーバイトの求人を探す

スーパーバイトの仕事には魅力がたくさんありますが、主に下記の3つが挙げられます。

・しっかりとしたサポートがあるため未経験者でも始めやすい
・客から感謝の言葉をもらえてやりがいがある
・小売業界の現場を体験できる

多くの企業や職場でバイトはサブ的な仕事が与えられます。
正社員が処理しきれない雑用をバイトにやってもらうのが一般的です。
しかし、スーパーは違います。
バイトやパートがいないと店を開くことができないので、店長はバイトたちを大切に扱います。
そのため、未経験者が始めやすい仕事です。
また、珍しい総菜を置いてあったり、ほかのスーパーが扱わない野菜を売ったり、漁港から直接届く鮮度抜群の魚を販売したりすることで、お客様から「私はあそこでしか買わない」と言ってもらえる場合があります。
お客様に喜んでもらえることが、スーパーバイトのやりがいです。
インターネット販売がこれだけ便利になってもスーパーがなくならないのは、小売業界で重要な役割を果たしているからです。
バイトとしてスーパーで働けば、小売業界のダイナミズムをみることができるでしょう。
とくに学生がスーパーでバイトをすれば小売業界の魅力を理解でき、将来の仕事にしたいと思えるかもしれません。