治験バイトの具体的な仕事内容とは？報酬例や注意点、おすすめの人の特徴について
治験バイトの具体的な仕事内容とは？報酬例や注意点、おすすめの人の特徴について
治験バイトとは、薬剤の効果を立証するために被験者として服用する仕事を指します。
怪しいイメージを持つ方がいるかもしれませんが、患者さんの治療に貢献できるなど、やりがいのある仕事です。
今回は、治験バイトについて、開始するまでの流れや報酬の相場、体験談についてご紹介します。
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治験バイトとは？
「バイト」と呼びますが、実際は有償でのボランティアであり「負担軽減費」として報酬を受け取るのが一般的です。
そもそも「治験」とは、認可されていない薬剤を国に認めてもらうための臨床試験を指します。
国が定めた厳格なルールに基づいて、未認可の薬剤効果を調査するので、報酬金は高額になりやすい点が特徴です。
薬剤として正式に承認されると、患者さんの治療に役立てられるので、医療の発展には欠かせないバイトといえます。
治験バイトの具体的な流れ
1.説明会へ参加する
2.治験モニターへ応募する
3.事前の健康診断を受ける
4.治験バイト開始
治験バイトでの具体的な流れを詳しく見ていきましょう。
【1.説明会へ参加する】
治験バイトは説明会に参加するために、募集への申し込みが必要です。
治験バイトの募集は、治験を行う製薬会社から受託された企業の公式ホームページや求人サイトなどで見つけられます。
治験はアルバイトではなくボランティアに属するので、「治験ボランティア」「治験モニター」といった名称で募集しているケースがほとんどです。
インターネット上で気軽に見つけられるため、治験バイトの説明会に応募してみましょう。
応募して仮登録ができると、説明会に出席する流れになります。
説明会では治験の詳細について、スケジュールや服用で起こりうるリスク、報酬金などについて説明を受けます。
質問できる時間も設けてあるので、不安な点や疑問に感じたことは遠慮せずに確認してみましょう。
説明会へ出席したからといって、治験バイトへの絶対参加が決まるわけではありません。
説明会の内容を吟味したうえで、参加するかどうかを検討してください。
【2.治験モニターへ応募する】
説明会参加後に、治験モニターとして本格的に治験参加への登録ができます。
電話か公式ホームページの2通りの応募方法があります。
治験によって募集条件が異なるので、モニターへ応募したからといって、必ず被験者になれるとは限らない点は理解しておきましょう。
【3.事前の健康診断を受ける】
治験バイトの採用項目のひとつとして、事前の「健康診断」などの検診を受けるケースがあります。
すべての治験で検診を受けるわけではありません。
健康診断は医療機関によって違いがありますが、1〜2時間ほどかかる場合がほとんどです。
診断結果をもとに治験内容の基準に当てはまるかどうかを判断され、最終的な合否の連絡が届きます。
合否連絡は検診から数日から数週間ほどかかるケースがあります。
検診で「問題なし」とみなされれば治験バイト開始です。
仮に不適格となっても、協力費用として交通費などが支払われることがあります。
【4.治験バイト開始】
健康診断で「問題なし」と判断された方は、治験バイトが始まります。
治験は通院タイプと入院タイプの2種類があり、治験開始の前日もしくは当日にも以下のような健康診断が実施されます。
・身長と体重
・体温・血圧などの検温
・採血採尿
・心電図検査
治験は1日で完了するものから期間を空けて定期的に実施するタイプなどさまざまです。
入院タイプよりも通院タイプのほうが心身の負担が少ない傾向にあります。
治験バイトの報酬相場
・通院：およそ7,000円〜1万円/1通院あたり
・入院：およそ2万〜3万円/1泊あたり
治験バイトの募集サイトでは「4泊5日＋通院1日で最大◯◯円」と表現するものがあり、通院と入院を併用するケースが多い傾向にあります。
通院タイプの場合は回数に対して報酬がもらえるので、期間はカウントされない点に注意しなければなりません。
治験期間が1年かかるケースと半年かかるケースで通院回数が同じであれば、報酬もほぼ変わりません。
長期間治験バイトに参加すると高い報酬が得られるとは限らない点に注意しましょう。
また、入院タイプは拘束や制限される時間、項目が多いので、通院タイプよりも報酬が高い傾向にあります。
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治験バイトのアルバイト体験談
治験バイトの体験談｜働いてよかったこと
[40代 女性]
新薬の治験後、トイレ以外はベッドで横になっていることがほとんどでした。
体への異常もなく簡単に済みました。
「治験」という難しそうな名前のバイトだったので、初めは何か覚えなければならないのではと不安な点がありましたが心配いりませんでした。
マニュアルに沿って業務を覚える必要がなく安心です。
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治験バイトの体験談｜働いてよかったこと
[30代 男性]
週末を使って3泊4日で参加しました。
予想していたよりも比較的高い報酬で参加できました。
健康診断の結果で参加合否が決まる点は不安でしたが、無事クリアできてよかったです。
入院する必要があるので、スケジュール調整しやすい方におすすめです。
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治験バイトの体験談｜働いて大変だったこと
[30代 男性]
時間を持て余してしまいましたが、忙しい日常から抜け出す休憩の時間と考えることにしました。
ゆっくりと自分の時間を作れた点はよかったです。
病室に居続けることにストレスを感じる方もいると思うので、息抜きになるような対策を事前に練っておくといいのかもしれません。
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よくある質問
- 治験バイトはどこでできますか？
- 治験バイトは、日本全国の募集地域で行えますが、企業の公式ホームページや募集サイトによっては「関東地域」など限定しているケースもあります。
実際に医療機関に通院や入院をして、治験をする形式がほとんどです。
一方で、サプリメントや食品モニターの場合は、自宅で服用し身体状況を記入したものを持参するタイプもあります。
求人募集サイトの方が居住地エリアの治験バイトを気軽に見つけられるので、特定のエリアで探したい方は利用してみるのはいかがでしょうか。 - 治験バイトに参加中、体調に変化が起きた場合はどう対応すればよいですか？
- 治験バイトに参加しているときに体調不良が起きた場合には、すぐに治験が中断され医療従事者による適切な対応が行われます。
数時間もしくは数日後に何かしらの症状が出た場合にも、適切な処置や治療が実施されます。
治療費だけでなく、入院となったケースでの医療費や休業手当も保証されるので安心です。
治験は薬剤の効果を試すいわゆる「最終テスト」なので、副作用など身体に悪影響を及ぼす可能性は少ない傾向にあります。
しかし、体調不良を起こす可能性がゼロではないので、事前説明会での副作用の症状や体調不良時の対応などについて確認しておくとよいでしょう。
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治験バイトをする際の注意点
治験バイトは気軽に参加できる一方で、副作用が出た場合の対応や保証に関して不安が残る点も否定できません。
治験バイトをする場合には、不安や疑問に感じたことを遠慮せずに伝えることが大切です。
不安・疑問点については医師に何度でも質問できるので、抱え込まずに積極的に質問してみましょう。
また、治験バイトはいつでも途中辞退が可能です。
初めて治験に参加するケースでは、さまざまな不安や疑問が浮かびやすくなるでしょう。
「参加しよう」と決意していても、途中で気が変わることはあります。
一緒に参加していた他の被験者が体調を悪くしたケースでも、治験バイトの継続に不安や恐怖を感じる方は多いはずです。
治験バイトの安全性と起こりうるリスクを理解したうえで参加してみてください。 -
治験バイトがおすすめな人の特徴
比較的高い報酬を気軽に得られる治験バイトは、以下のような方におすすめです。
・健康状態に問題がない
・集団生活に抵抗がない
・スケジュールにゆとりがある
・短期間で高額の報酬を受け取りたい
おすすめな方の特徴について詳しく見ていきましょう。
【健康状態に問題がない】
治験バイトは、健康診断で異常がないことが判断されると参加できるので、健康状態に問題がない方におすすめです。
健康診断では、身長や体重などの測定項目のほかに血液検査や心電図検査が行われます。
不摂生な生活が続いているなどが要因で血液や心電図検査の結果がよくないと、治験バイトに参加できなくなるので注意が必要です。
和食中心にするなどライフスタイルを見直してみるのもよいでしょう。
【集団生活に抵抗がない】
入院タイプの治験バイトは、他の被験者の方と期間中一緒に過ごすため、集団生活を苦に感じない方に向いています。
日頃の環境と異なり病室内で長時間過ごす必要があるので、周囲に人がいる方が安心する方や、話好きな方はストレスを感じにくくなるでしょう。
【スケジュールにゆとりがある】
治験バイトのほとんどが、決められた日程に合わせて医療機関に向かう必要があるので、スケジュール調整がしやすい方に向いています。
本業での希望休が比較的取りやすい方や、空き時間を有効活用したい方にとくにおすすめです。
【短期間で高額の報酬を受け取りたい】
治験バイトは、通院と入院タイプの1回あたりの報酬相場が7,000〜3万円と高額です。
3泊4日や月2回の通院など短期間で完了するケースがほとんどなので、隙間時間を利用して高報酬を得たい方に向いています。
手軽に報酬を得られるだけでなく、患者さんの治療に貢献できたとやりがいを感じられる点も魅力的です。
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この記事の監修・著者プロフィール（株式会社クリエイト Webマーケティング担当）
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