清掃業のバイト求人｜清掃業はきつい？仕事内容を詳しく解説

清掃業の仕事内容はその名の通り清掃することですが、その種類はさまざま。
まずは、清掃業の種類についてご紹介します。

【住宅の清掃業】
住宅の清掃業はハウスクリーニングとも呼ばれ、主に在宅と空室の2つの清掃があります。
空室のハウスクリーニングは、賃貸契約者が退去したマンションやアパートの空室を原状回復の一環で清掃します。
一方、在宅のハウスクリーニングは依頼者の自宅に訪問し、指定された箇所の清掃を実施。
キッチンやお風呂場などの水回まわりやエアコンの清掃など一部の清掃だけでなく、害虫駆除や庭木の剪定など清掃以外にも多様なサービスを提供する清掃業者もあります。

【ビル清掃業】
ビル清掃業は、オフィスビルや商業施設など比較的大きめな施設の清掃を行います。
建物内の清掃では床や壁、トイレや設備機器などの清掃を担当し、建物外では外壁や屋上、ビル周辺の清掃を担当します。
ビル清掃業の中でも、特に外の窓や外壁の清掃は専門的な技術が必要です。
そのほか、清掃とあわせて電気や空調、水道などのビルメンテナンスや管理業務にも対応します。

【ホテル清掃業】
ホテル清掃業は、宿泊客がチェックアウトした客室の清掃を担当。
ベッドメイキングやアメニティの補充、水まわりや床、窓など細かい箇所まで入念に清掃します。
チェックインの時間までに全ての客室を元通りのきれいな状態にしなければならないため、効率的な清掃が求められます。
客室以外ではロビーや浴場、エレベーターホールや駐車場などさまざまな場所の清掃を担当します。

【車両清掃業】
車両清掃業は新幹線や通常列車、大型の特殊車両などの車両外部の清掃を行います。
基地内で車両洗浄装置を使用して機械洗浄するほか、手作業で細かい部分まで清掃することもあります。
特殊な機材を用いて清掃することもあるため、一般清掃よりも専門的である点が特徴です。

【乗り物内部の清掃業】
新幹線や列車、航空機などの乗り物内部の清掃では、運行が終わった夜間や利用客の乗車時間までに清掃を行います。
特に新幹線は次の乗車時間までの短時間で清掃する必要があるため、スピード力が求められます。
座席やテーブル、窓やトイレなど細かい箇所までくまなく清掃します。

【施設清掃業】
施設清掃業は映画館やパチンコなどのレジャー施設、イベント会場などさまざまな施設の清掃を担当します。
営業時間中に清掃する場合もあれば、夜間に清掃することも。
特にイベント会場は来客がいなくなった後の清掃となるため、深夜まで作業することが多いようです。

【特殊清掃業】
特殊清掃業は、ゴミ屋敷や亡くなった方の部屋を清掃する仕事です。
主な仕事内容は、死臭や染み付いた汚れの除去、害虫駆除や遺品整理など。
一般の清掃業より専門的な清掃技術が身に付きますが、清掃の負担も大きい点で精神的な気力が必要です。

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清掃業は人気の仕事である一方、実際はきついと言った声も聞かれます。
ここでは、清掃業がきついと言われる理由についてみていきます。

【覚えることが多い】
清掃業は単純作業の繰り返しですが、清掃の進め方や手順、方法など覚えることがたくさんあります。
一度覚えて慣れてしまえば難なく仕事がこなせますが、仕事を覚えるまではきついと感じる方も多いようです。

【限られた時間で清掃しなければいけない】
ホテルや施設、乗り物内部の清掃など、限られた時間で清掃しなければならない清掃業もあります。
効率的に仕事を進めるのが得意な方は苦ではありませんが、自分のペースで仕事したい方にとってはきついと感じるかもしれません。

【汚れが落ちない】
時に、なかなか落ちない頑固な汚れにあたることも。
通常の清掃方法で落ちない汚れは、特殊な洗剤や機械を使ってでも落とさなければなりません。
清掃を仕事としている以上、プロとして頑固な汚れにも最後まで向き合う必要があります。

【人と接することが少ない】
清掃業はチームで仕事することもありますが、多くの場合は1人で黙々と作業します。
人と接することなく仕事に集中できる点は人によってはメリットである一方、その環境がきついと感じる方もいるでしょう。

厚生労働省「令和3年賃金構造基本統計調査」によると、清掃業の年収は以下の通りです。

▼ビル・建物清掃員（平均年齢：53.5歳）
年収：265.1万円

▼ビル・建物を除く清掃員（平均年齢：48.6歳）
年収：388万円

国税庁調査によると、令和2年分の平均給与は433万円です。
清掃業は平均を下回る年収ですが、超過実労働時間数が他の職種に比べて少ない傾向にある、単純作業で仕事を覚えれば比較的に楽などメリットもあります。